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痛い思い。

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青空と
めらめら燃える炎のことを
書こうと思い、
イメージ写真を探したら
あったあった、ありました。
えらいぞ自分(笑)。

Exif 情報によれば
2014/10/06 17:31撮影

うろ覚えではあるけれど、
室内にぶら下げた
ガラスのランタンの炎と、
窓に映る青空のリフレクションを
デッキ側(室外)から撮った1枚のはず。


青空と炎。
それはいつも
わたしのココロの中にある風景。

それを写真に残しておきたいと
思ったような思わなかったような。
あいまいな記憶。


+++ +++


もう15年以上も前のこと。
あるボランティアに参加したところ
「人生で一番痛かった思い出」と共に
自己紹介をしてください、と。

警察官
居酒屋の店主
学校の先生
OL
主婦
主夫
会社員

などなど。
わたし以外のみなさん全員が
「いじめ」の思い出を語るのでした。

中には泣きながら語る人もいて
内容も壮絶極まりないもので、、、。

あららららら、
わたしったら場違いなところに
来ちゃったかしらん?
確かここは講演会場の設営手伝いの
ボランティアだったはずなんだけど、、、。

でもって、わたしの番になり

「人生で一番痛かった思い出」といえば、
アトピーなわけで。

人生でいじめられた経験はありません。
いじめた経験もありません。
そんなわたしの人生で
一番痛かった思い出はアトピーです。


あの時、あの場にいた全員が
アトピーが痛いってなんだ?
な、空気になったのですね。
そりゃそうだ。
その時のわたしはアトピーを思わせる
肌の萎縮もなければ赤みもなくて
健康そのものだったのだもの。


いやあの、
わたしのアトピーは痛かったです。
空気を痛く感じるほど
全身が炎症してました。

洋服は着ることができません。
パンツなんて
何年もはけませんでした。
ノーパンです。
(誰も笑わってくれないし w)

空気が痛いんです。
なにかに触れると痛いので
寄りかかることもできず、
横にも縦にもなることができず
一日中部屋の中をうろうろしながら
立ったまま3日くらい眠れないんです。

4日目くらいで意識を失うというか
倒れるようにして寝込むんです。
でも、数時間ののちに
激痛を覚えて目覚めてしまいます。

その後はお風呂に飛び込んで
浴槽の中で1日を過ごします。
お風呂の中でぬるま湯に
浸かっているのが一番ましでした。

でも、眠くなって
寝てしまうと
ずるずるっと沈んでしまい
溺れそうになったことも
何度もありました。

体がふやけて
どうしようもなくなって
あきらめて出るのですが、
そうすると空気が痛いんです。

また3日寝ずに過ごして
4日目に倒れるようにして寝て
激痛で起きてお風呂に飛び込んで
という日々を1~2年続けてました。

というのが、わたしの

「人生で一番痛かった思い出」です。
渋谷区代々木から来ました
サハラ文子といいます。
いまはご覧のとおり丸々と元気です。
云々かんぬん。
以上、自己紹介を終わります。


+++ +++


どうして
こんなことを
思い出したかというと、

「どうしていつも元気なの?」
って聞かれたので、

「ココロの中にいつも青空があるから」
って応えたんだけど。

な、話しをフェイスブックに書いていて
この時のことを思い出したので
こちらに書き足してみた次第。


もう2度と
あんな痛い思いはしたくないけど、
あの痛い思いが、
あの時のつらい体験が
いまに至る自分を作った
要素のひとつなんだろなと思ってる。

つらい体験は
いつかきっと昇華して
笑って話せる思い出になるんだね。

アトピーの痛い思い出は
もう笑って話せる。
父との思い出を笑って話せるには
まだもう少し時間がかかりそう。
そりゃそうだ。
だってまだヒリヒリ痛いんだもの。
あえて傷に塩を塗らなくたって、
カサブタができるのを
時間をかけて待てばいいさ。

ね。
うん。


+++ +++


ということで。
今日の夕方、
Facebookに書いたことを
ここに転載しておきます。

↓ ↓ ↓

「どうしていつも元気なの?」
って聞かれたので、

「ココロの中にいつも青空があるから」
って応えたんだけど。


なんつーか、
あらためて考えてみたら、
青空プラスめらめら燃えてる炎もあった。

この炎には、
ある魔法がかかってて
強風にも豪雨にあたっても
消えないの。

どんな魔法かというと、
「だいじょうぶ大明神」の魔法(笑)。

だいじょうぶ
だいじょうぶ
だいじょうぶ

と、3回唱えると
たいていはなんとかなっちゃう
ほんとによく効く魔法なの。

世の中には
自分の努力ではどうにもならないことが
ゴロゴロたくさん転がっているけれど。

それでも
自分のココロの中には
誰にもじゃまされない
青空が広がっていて
めらめら燃える炎があれば、
たいていのことは
なんちゃないねー、
って思えてくるの。

+++ +++

でも、ま、これはさぁ。
空気さえも痛く感じるほどに
全身炎症を起こして、
横にも縦にもなれず
立ったまま3日寝ずに過ごして
4日目に倒れたまま寝込み、
数時間のちには
また激痛を覚えて
目覚めたあとは
浴槽の中で1日を過ごし
また3日寝ずに過ごし、、、のループ。

なーんて、
いつ終わるとも知れない
痛い日々を過ごした経験があるからかも。

だから、
いまあたり前に呼吸して
洋服を着て
パンツをはける日々を
ありがたく感じられるのかもね。

その時でさえ、
わたしのココロの中には青空があったよ。
炎も消えかけながらも消えなかったよ。
ちょろちょろと静かに燃え続けてて
いまに繋がっている。

誰のココロの中にも
誰にもじゃまされることのない
澄み渡るきれいな青空が
広がっているといいね。

以上、
「どうしていつも元気なの?」
に対するお応えでした。

がんばれー♡



by ayakosahara | 2016-06-22 23:31 | 天然生活

人生は冒険旅行。毎日は旅の1ページ。☆アップサイクル研究家サハラ文子のブログです。房総半島の先っぽにある海辺の町から、日々の暮らしの中で思うこと・やったこと・感じた事・考えたことetc. 2016年10月からはじめたランニング記録も備忘録として。 仕事関係はカテゴリ「マザーズタッチ」にて。


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