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ハワイ島 5日目 マウナ・ケア山頂(4,205m)へ行く!

今回の旅行で、とっても楽しみにしていたマウナ・ケア行き。


ハワイ諸島の最高峰マウナ・ケア(標高4,205m)に4WD車で登り、山頂でサンセットを見て、2,800mに位置するオニヅカ・ビジターセンター付近で星空観測をするという人気のプログラムです。




富士山にも登ったことのないサハラが、4,205mのマウナ・ケアへ行くの巻です。




ホテルから30分も走ると、広大なパーカー牧場の敷地に入ります。しばらくは乾いた草地が続きますが、ある地点を境に雲の中を走ることに。車の前方は視界が真っ白!アスファルトがはがれ路肩が崩れたサドルロードを、ガタガタボコボコガーッと走っていくのはなかなかの迫力です。レンタカー会社が保険適用外道路に指定するのも納得です。12名のツアー参加者の中には、寝ている数名のツワモノもおりました(笑)。ちなみに、サハラたち4名以外はみなさん新婚さんでした。





ホテルから1時間半程度のドライブで、2,800m地点にあるオニヅカ・ビジターセンターに到着です。自分たちがくり抜けてきた雲が下に見えました。感激!



お弁当、温かいお茶、スナックが配られ、1時間の休憩をとります。高山病を予防するために、ここで体を慣らすのです。この日この地点の気温は15℃。半袖の人もいるくらい快適でしたが、実はサハラはこの地点で軽い頭痛がしていました







「この先に銀剣草があります。銀色なので行けばすぐ分かりますよ」ガイドさんに教えられた方向に2~3分歩くと、ありましたありました銀剣草。銀色の植物を初めて見ました。夕暮れ時の日差しを受けて輝いていました。




銀剣草は標高2,000m以上の場所で生育する植物で、かつてはマウイ島をはじめとしてハワイ諸島でたくさん見られたそうですが、今では貴重な存在で保護されながら株数を維持しているのだそうです。減少理由は盗掘とのこと。そっと野におけ山野草 …、なのにね。




休憩のあと、いよいよ山頂を目指します。ここから山頂までは居眠り厳禁です。血液中の水分量が減るので、ペットボトルの水を少しずつ飲みながら頂上を目指します。水の中には酸素も含まれているので、酸素補給に役立ちます。







オニヅカ・ビジターセンターから20分のドライブで山頂到着! 気温5℃。ツアー会社が用意してくれたダウンジャケットを着用しなければ震えてしまいます。




・ゆっくり歩く


・走らない


・浅い呼吸を繰り返す




山頂での注意事項を厳守していたつもりでしたが、頭痛がひどく歩いているとフラフラしてしまいます。夫も他の同行者もなんでもなく、サハラひとりが頭痛&フラフラ…。原因は「写真撮影」でした。



写真を撮る時は、構図を決める、ピントを合わせる、シャッターをきる、この一連の動作をするわけですが、シャッターをきる時に息を止めてしまうんですね。そのためプチ高山病にかかっていたようでした。






壮大さに見とれているうちに、各国の天文台の向こうに太陽が沈んでいきました。空気が澄んでいるせいでしょうか、今まで見たどのサンセットよりも格別の美しさでした。








右側の茶色の丘が、マウナ・ケア4,205mの山頂ポイントです。真ん中の白いのは雪。そして、左側の青い山は、シャドー マウナ・ケア。マウナ・ケアが雲海に映っている影です。お天気によってはシャドーが現れない日もあるそうですが、この日はとってもきれいに現れてくれました。標識に穴が開いているのは、強風が吹いた時標識が倒れないよう風の通り道なんだとか。











夕日を浴びて輝く天文台。


刻々と変わる空の色。この日のこの色は、唯一無二なんだよなぁ。



山頂は30分ちょっとの滞在でした。星空観察は、2,800mのオニヅカ・ビジネスセンター近くにあるツアー会社が確保している場所でおこなわれます。オニヅカ・ビジターセンターに戻ると、山頂で続いていた頭痛は徐々に治まりました。ほっ。







満点の星空とはこのこと!


ガイドさんの説明を聞きながら夜空を見上げていると、次々と人工衛星や流れ星が流れていきます。時間的に天の川は尻尾くらいしか見えませんでしたが、正面にはサザンクロスが!以前、南の島で見たときよりも大きく見えたのは、なんでかな。



望遠鏡でみた木星は、特徴ある赤茶色の縞も一列に並んだ惑星もきれいに見えました。土星の輪もくっくり見えました。



何万光年など星の話を聞いていると、人間の人生はなんてちっぽけなんだろうと思います。宇宙では粉塵にもなりゃしません。でもでも、こんなにもちっぽけな存在だけど、今回のハワイ島での体験を糧に、帰ったらあれもしようこれもしよう…、夜空を見上げつつそんなことを思ったり。




ところでこの日、6日月も夜空に輝いていました。


星空観察には月光が明るすぎるとガイドさんが困っていましたが、月が大好きなサハラは、望遠鏡のレンズの中に映る6日月を見て、感涙するほど嬉しかったです♪



★写真は全てクリックすると拡大します★


by ayakosahara | 2006-06-09 16:44 | Voyageの記録

人生は冒険旅行。毎日は旅の1ページ。☆アップサイクル研究家サハラ文子のブログです。房総半島の先っぽにある海辺の町から、日々の暮らしの中で思うこと・やったこと・感じた事・考えたことetc. 2016年10月からはじめたランニング記録も備忘録として。 仕事関係はカテゴリ「マザーズタッチ」にて。


by サハラ
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