着物de京都 Vol.2 「電車に乗り遅れるの巻」
2006年 03月 30日
さて、山崎蒸溜所
へ向かった私たちなのですが…。
今から思うと、Mさんは綿密なスケジュールを立てていたのです、多分。
が、わださん
とサハラは中々前に進まないのです。なぜなら、見るもの全てを写真に収めたいというブロガー特有の行動をするからなのでして。そのため、Mさんが予定していた電車に見事乗り遅れてしまったのでした。
+ + +
【前回からの続き】
11:45
「あっ、船」と、反対側を歩いていたわださんは向こう側に走りました。
サハラもあとに続きます。そしてMさんも。
11:47
「あのダムのところに来たら船はどうなっちゃうんですかね?」とわださん。
11:48
「ダムのところには行かずに脇にそれるんですよ」とMさん。
11:49
「あっ、ほんとだぁ~」とサハラ。
船の上からおじさんが手を振ってくれました。
11:50 渡月橋の桜
もしかしたら、Mさんは「あの~、もう少し早く歩いてくれないと予定の電車に乗り遅れちゃうんですけど…。咲いてない桜とか撮っている場合じゃないんです…。」と、心の中でつぶやいていたかもしれません。多分。
山崎蒸溜所
のある山崎までは、JR京都駅からなら電車で15分ですが、サハラ達は阪急嵐山からのアプローチだったため、25分ほどかかるのです。Mさんの計画では12:05発の電車に乗る予定でしたが、きょろきょろと写真を撮りながら歩いていたため、阪急嵐山駅に着いた時、その電車は出た後でした…。次は12:23までありません。人のいないホームで、Mさんがランチを予約していたお店に「遅れます」電話をしていました。
13:00 割烹大番「かわしま」到着
「おいしそうですね~」と言いつつ、まず撮影。
ビールが見えるのは、Mさんが「いっぱい、飲みますかね」とおっしゃってくれたからです。断る理由はなにもありません。ここは京都ですから~♪ と、思いきや、山崎は大阪とのことでした。
朱塗りの二段弁当の中には、お麩とかエビとか菜の花の和え物などなど、京都らしい見た目も美しくておいしいものがたくさん詰まってました。あ、京都じゃないんだった、ここ…(笑)。
マグロ、いか、ホタテのお造り。「もう1本飲みますか」とMさん。
えぇ、お断りする理由が見つかりません。
揚げ出し豆腐。写真を撮り忘れましたが、銀杏、百合根、白身魚が入った茶碗蒸しもありました。ビールも2本目に進み、話は弾みまくりです。
ふと、「山崎蒸溜所
の見学って14:00スタートじゃなかったっけ?」と事前にいただいていたスケジュール表が頭をよぎりました。そうです、電車を1本乗り過ごしたことで、スケジュールは押せ押せだったはずなのです。なのに、ビールまで飲んでのんびりしてしまいました。
急げっ!
ということで、「普段は通らない道ですが」とMさんは、こんなところをぐんぐん進みます。
探検気分満点です。サハラも草履でパタパタと小走りしました。
この抜け道を出たあたりでMさんは、「わださんとサハラさんは歩いてきてください。僕は先に行って受付を済ませますから~」と言い残し、山崎蒸溜所
に向かって走り出しました。
14:00 山崎蒸溜所
到着!
写真を撮ってる場合じゃないのですが、やっぱり写真を撮ってしまう私たちなのでした。あぁMさん、ほんとにすみません。