【遭】犬と歩けばドラマのようなシーンに何度も出会う。
2018年 02月 08日
自転車に油をさしている
可愛い人に声をかけられた。
+
か:こんにちは、
このあたりの方ですか?
こちらの家に以前から
テレビドラマや映画なら、
このあたりで可愛い人の
訳ありプロフィールが
インサートされるんだろなぁ。
などと妄想しつつ立ち話を
しているあいだ中ずっと、
跳びチューまでしてしまう始末。
わ:ご、ごめんなさい。
実々、飛びチューはやめなさい。
ミミちゃんっていうのね。
何歳ですか?
今年の6月で10歳になるんです。
自分で言っておきながら
あぁ、実々は10歳になるんだなぁ。
と、ひとり勝手に
そんなわたしの胸の内を
か:あ、お散歩のじゃまをして
ゴメンなさい。
ミミちゃん、またね。
わ:あ、はい。それでは、また。
わたしが男性だったら
ひと目惚れして恋に落ちてたかも。
そして実々を使ってどうにかして
お近づきになろうとしたかもなぁ、
などと思いつつ県道に出ると
タヌキの死骸と遭遇、、。
(あ、まだ5時前だから電話が通じる)
すぐさま市役所の環境課に電話を。
以下、わ:わたし、し:市役所
+
わ:〇〇海岸バス停と
▲□公衆トイレのあいだに建つ
電柱のふもとにタヌキがいます。
はい、死んでいます。
し:少しお待ちください。
場所を地図で確認しますね。
わ:電信柱の番号をお伝えしますか?
し:いえ、けっこうです。
場所が確認できました。
そちらは県の管轄でして、
県の担当者が速やかに
わ:サハラと申します。
し:ご連絡ありがとうございました。
電話が通じてよかったなぁ。
毎日ここを通るわけじゃないから
明日以降に気づいたとしても、
連休明けの遅い週明けの連絡に
なっちゃっただろうから。
轢かれたであろうタヌキは
かわいそうだったけれど、
早くに引き取ってもらえそうで
少し、ほっ。
そのタヌキの顔は
わたしと手をつなぐようにして
リードの先にいる実々に似てて
悲しくなってしまった。
またもや、しゅんとなって。
そしてさらに、てくてくてく。
散歩を続けるていると
向こう側の歩道に
重そうなスーパーの袋を
2つも持って杖を突きながら
歩いてくる母と同年輩の女性が。
以下、じ:女性、わ:わたし
思わず駆け寄ってしまいました。
わ:お荷物お手伝いします。
隣の地区のサハラと申します。
怪しいものではありません。
よろしければお宅までお送りします。
じ:え?!いえいえ。
ワンちゃんに悪いですよ。
せっかくお散歩の途中なのに。
わ:犬ならかえって喜びます。
いつもよりゆっくり
歩けるんですもの。
じ:あぁ、それならお言葉に甘えて。
少し先なんですがいいですか?
わ:もちろんいいです。
犬も大喜びです。
(実々、なぜか飛び上がって喜ぶ)
(人の言うこと分かるんだよなぁ)
ゆっくりと、てくてくてくてく。
300メートルくらいを一緒に歩く。
じ:ここが家なんです。
ご親切にありがとうございました。
わ:はい、どうぞお気をつけて。
それでは失礼します。
(実々もじゃれるように飛び上がる)
ほんのちょっとだけ、
誰かのお役に立てて良かった。
犬が一緒じゃなければ
出会うことのないシーンに
日々たくさん出会う。
空も海も雲も、
ひとつとして同じ日はないし。
毎日はちょっと悲しくて
少し温かいシーンに満ちている。
実々ぃ、いつもありがとう♡
+
本日もお疲れさまでした。