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人生は冒険旅行。一日一生、毎日は旅の1ページ。旅するように暮らしたい。アレやコレができたら楽しいな♪と夢想のち実現化していくコトガラを、撮ったり、書いたり、綴っているブログです。


by サハラ
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【妬】人を羨ましいと思うキモチ。

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かつてアトピー重症患者として
盛岡の病院に入院していた時、
一時的に外泊が許可されて
東京の家に戻ったことがありました。

その時、同じ病棟の患者仲間から
こんなリクエストがありました。

「文さんがダイビングや
 海外旅行に行っていた頃の
 写真を持ち帰って見せてほしい」

みな、小さい頃からアトピーに悩み
海外旅行はもちろんのこと、
修学旅行さえ行けなかった人もいました。

そんな中で大人になってからの
過労とストレスで体調を崩し
アトピーを悪化させてしまうも、
元気な時代を経験しているわたしは
彼女たちにとって希望の星なのでした。

元気になればなんでもできる。
海水に沁みない肌になれば、
憧れのスキューバ
ダイビングだってできる。

眠れる神経を取り戻せば、
遠い海外にだって旅行に行ける。

だいじょうぶ、
きっと良くなるのだから、
必ずきっと。


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あぁ、
ほんとにダイビングしてたんだ。

日焼けしても平気だったのね。

海水は肌に沁みなかったの?

ウエットスーツを着られたの?

肌は擦れなかったの?
痛くなかったの?


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真っ白な肌をしている(驚)。

腕時計もできたのねぇ。





と、書いていても、
ちょっと通じないかと思いつつ
書いているのですが。

当時のわたし達は、
みながみな表皮がなくなるほど
ひどい炎症を起こしている
アトピーの重症患者だったのです。

海外旅行やダイビングなど、
夢のまた夢のことで
パジャマやもっと言えば
空気さえも肌に触れるのが
痛いと感じる日々でした。
この写真が彼女たちにとって
励みになったのか否か
いまでは知る由もありません、、、。


+++ +++


そんなある日、
ひょんなことから
瀬戸内寂聴さんの講演会を
聞きに行く機会がありました。

そこは長い階段を登ってたどり着く
山の上にあるお寺でした。
青空説法のお客さんの多くは
年配の方々でした。

寂聴さんは開口一番、
「長い階段を
ここまで登って来てくれて
ご苦労様でした。
あなたの隣にどんな人が
歩いていたか覚えていますか?」

みなさん、きょとんとしています。

「若い元気な人が
ぴょんぴょんと階段を登る姿を見て
羨ましいと思ったでしょ」

「かつては私もあんなだったのに、
そう思って羨んだでしょ。
でもね、妬んだりしちゃダメよ。
いつかはその若い子も
みなさんみたいに
おばあさんになるんだからネ」

会場大笑い。

「かわいいでしょ~と
孫の写真を見せられたって
子のいない人にとっては嫌味だし」

「旦那に買ってもらったのよ~と
ダイヤの指輪を見せられたって
未亡人にとってはつらいばかりだし」

「うちの息子が〇〇に就職して~と
自分の息子が落第したことを
言えない人にとってはもう言わずもがな」

会場シンミリのち笑い。

「自分の幸せが
誰かの嫉妬の元になることもある。
それが世の常なのよねぇ」

というようなことを、
寂聴さんがおっしゃられたことを
四半世紀経った今でも覚えています。


+++ +++


自分の幸せが
誰かの嫉妬の元になることもあれば、
自分のがんばりが
誰かの励みになることもある。

わたしが走っていることを
励みにしている人が、
わたしが知っている限りでは
少なくとも2人いるんです。


そのことが、
わたしから人を羨む気持ちを
雲散霧消させてくれています。

いやー、ほんとに感謝します。
心からのありがとうを。

本日もお疲れさまでした。
ラン、ラ、ラン~♪



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by ayakosahara | 2016-10-29 22:54 | 天然生活 | Comments(0)