この冬ワタシが欲しいもの、それはiPod touch 。
2007年 12月 19日
ちっちゃな頃、おもちゃ屋さんのウインドーの中には、
小さなワタシにとって眩しいものがいっぱいあった。
ウインドーにおでこをくっつけて、熊のぬいぐるみとか、リカちゃん人形とか、きれい柄のトランプとか、東京タワーの置物とか、ビーズの詰め合わせとか、外国語がプリントしてあるノートとか、蓋つきのガラスの瓶とか。小さなワタシは、それらのものを眩しい思いでず~っと眺めていた。
北風が吹いていて、すごく寒かったはずなのに。おでこと手の平をピトッとくっつけたその姿は、今もはっきり思い出すことができる。おもちゃ屋さんの名前がスダガングテンだったことまで覚えてる。
スダガングテン。
あの頃のワタシにとって、一番のワンダーランドだったっけ。
スダガングテン。
心ときめくその響きが「須田玩具店」だったってことを知るのは、ずいぶん大きくなってからのことなのだけど。
スダガングテン。
今、つぶやいてみても、その音に少しドキドキする。
スダガングテンのウインドーの中にあったものが、クリスマスの朝、枕元にあるプレゼント袋の中に入っているという奇跡を、小さなワタシは何度も見たことがある。けれど、それはワタシのプレゼント袋の中じゃなく、奇跡は姉の袋の中にあった。
4人姉妹の末っ子であるワタシのクリスマスプレゼントは、3人の姉たちのそれと比べて一番ちっちゃな袋に入っていて、いつも嬉しいキモチと悲しい思いがゴチャマゼで、小さなワタシは布団の中で「サンタさんのバカ」とつぶやきながら泣いたりもした。子供の頃の思い出はいつも鼻の奥がツンしてしまう。
熊のぬいぐるみとか、リカちゃん人形とか、きれい柄のトランプとか、東京タワーの置物とか、ビーズの詰め合わせとか、外国語がプリントしてあるノートとか、蓋つきガラス瓶とか、いろいろ目移りしてしまうのがいけないのだ、きっと。
二兎を追うものは一兎をも得ず。
そう言うではないか。
小さなワタシは、クリスマスのデキゴトでそんなことを学んだ。
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はずなんだけど…。
性格ってあんまり変わんない。
大人になったワタシは、焼きウニを買ったあとで…、
焼きエビもいいなぁ、と心移りしてるし。
結局、焼きウニも焼きエビも食べて、身を肥やしているワケで(/ω\)
で、本題。
この冬、ワタシが欲しいもの。
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Apple Store
GINZAのウインドー。
大人になったワタシには、スダガングテンのそれみたいに見える。
今年5月からMacユーザーの仲間入りをしたワタシ
にとって、眩しすぎるものがいっぱい並んでる。
それは、iPod classicとか、iPod touchとか…。
あ゛ー、二兎を追っちゃダメなのに、はっきり決められないワタシ。
iPod classicって言うけど、80GBがいいの? それとも160GB?
iPod touchなら、8GBなの? それとも16GB?
あ゛ー、だからひとつに絞らなきゃだめだよー。
はっきり決めなきゃサンタさんも困るから。
そうだね。
そうだよ。
ここは、しっかりはっきりきめなきゃ、だよね。
でね、リサーチしてみたらサンタさんの予算は3万円だった(笑)。
だ・か・ら、iPod touch
の8GBに決めた!
んっ、 予算オーバーじゃないかって?
そう、オーバーしてるんだけどね、オーバーしてる分は自分から自分へのプレゼントにすることにした。今年もオーバーヒートしつつ、よくがんばりましたね自分。
ということで。
2007年のサンタさんへ