着物de京都 秋の巻4 −伊右衛門 秋のお茶会編−

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★ 着物de京都 秋の巻 −京都駅到着編−
からの続きです。



帰りの新幹線の指定席もどうにか取れ、ほっとしながら今回のメインイベントである「伊右衛門 秋のお茶会
」の会場である祇園甲部歌舞練場内の八坂倶楽部に向かいました。


祇園甲部歌舞練場は「都をどり」の開催場として大正二年に建設された劇場建築で、良質な檜で造られた建物です。八坂倶楽部の2階には132畳の広大な舞台座敷があり、奥には美しい廻遊式庭園を有し、平成13年、文化庁より登録有形文化財に指定されています。

一般人がめったに中に入れないというこの建物に入れるだけでも、期待が大きく膨らみます♪



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入り口では、舞妓さんがお出迎えです。


お人形さんみたい(*^o^*)

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伊右衛門ののれんをくぐると…。




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そこには、伊右衛門ができるまで ~福寿園の伝統と革新~ の展示がされており、係りの方に伊右衛門ができるまでの説明を受けました。


参考:茶匠の目と手



今年はもの作りの現場に伺い
、いつくもの興味深いお話を聞く機会に恵まれました。その度、もの作りの現場の人たちのこだわりや愛情に接し感動を受けてきました。



清冽ともいうべき妥協を許さない厳しい姿勢と、温かな愛情の共存。長い時間をかけて作られる「もの」と、次世代に繫いでいく伝統。そんな話を伺ったあとには、いつもスーパーやコンビニで見慣れたそれらの商品が違って見えたものです。




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さて、いよいよ「一期一会 秋のお茶会
」の始まりです。


まずは、福寿園 茶匠特製 氷淹し碾茶をいただきました。


香り高く、やわらか~い甘いお茶でした。



【碾茶とは:サントリー資料より引用】


抹茶の原料のことで碾茶を石臼で挽くと抹茶になります。非常に貴重な茶葉で、京都府が全国で生産量トップを誇ります。茶畑に覆いを被せ、太陽光を遮って育成した、旨み成分が非常に豊富な茶葉を蒸した後、煎茶のように揉むことなくそのまま乾燥させて作るため、独特の香気と甘みを持っています。普段、石臼で挽いて抹茶にするところを、今回は福寿園の茶匠が特別に「氷出し」で淹れ、普段では味わうことができないお茶の愉しみを体験していただきます。



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次は井上流の京舞です。



幸運にも最前列に案内され、文字通り目の当たりで京舞を観せていただくことになりました。隣にはアメリカ人と思われるご婦人がいらしたので、拙い英語で話しかけてみました。



「こんにちは、どちらからいらっしゃったのですか?」



「アメリカです。ニューヨークやフロリダほど有名じゃないけど、ミシシッピ州からなの。知ってますか?」



「行ったことはありませんが知っていますよ。私は以前アメリカに住んでいたことがあるんです。昔々ですが(笑)」



「あら、そう?どこに住んでいたの?」


「カリフォルニアのバークレーです」



と、そこまで話したところで


カァーンと拍子木が鳴って京舞が始まりました。



拍子木の意味、着物の帯はなぜ後ろで結ぶのか、など、日本文化を説明する英会話を学んでいたことがありました。その話題には今回も行き着けませんでした…。行き着いたとしても、サハラの英会話は錆付いていますのでうまく説明はできなかったと思いますけれど(笑)。





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祇園甲部 小富美さんによる京舞です。


妖艶なんです。


迫力なんです。


ピッと背筋が伸びました。




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京舞に続いて、祇園小唄で舞妓の皆さんが舞われました。



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月はおぼろに 東山~ ♪


チトシャン

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霞む夜毎の かがり火に
 

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夢もいざよう 紅ざくら ♪



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しのぶ思いを 振り袖に

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祇園恋しや だらりの帯よ ♪


チトシャンシャン



いや~、お座敷遊びってこんな感じなんでしょうか。左から○番目の舞妓さんが可愛かったねぇ~と、sakaeさんと盛り上がっていたのもつかの間、お茶席への移動となったのですが、サハラは足がしびれて動けません(汗)。



「最前列の方からこちらへどうぞ」と係りの方に促されるのですが、今立ったら間違いなく転がってしまいます。



やばい…。(・_・;)



どうにか膝立ちになり、座敷の端まで膝で移動して柱につかまりつつヨロヨロと立ち上がったのですが、恥ずかしかったです~。なにしろ、最前列に座っていたため、会場内にいた人たちがサハラの膝移動を見ていたのですから(><;)




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さて気分を取り戻して、本席です。


立礼(いす席)なので、足のしびれを気にすることなく楽しめました。

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茶事独特の髪型をした芸妓豆花さんがお点前を披露しました。自前の髪で「京風の島田」を結ったのは8年ぶりとのこと。



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ひとつひとつの所作がきれいです。



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菓子も紅葉しています。



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あでやかな着物姿の舞妓さんがおもてなしをしてくれました。

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舞妓さんたちのお見送り。




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ふと、窓の外を見れば、見事な紅葉が!



京舞、お茶、紅葉。


日本文化と季節の風情のコラボレーション。



おもてなしや思いやりの心を受けて生まれる感謝の気持ち。


幾重にも絡まる温かなコミュニケーション。


日本人に生まれてよかった。


穏やかで礼儀正しいひと時でした。



もう一度、日本文化を英語で話せるようになりたいな。


昔々習っていた小唄のことを、久しぶりに思い出したりも♪



26日、お世話になったすべての皆さまに心からお礼申し上げます。毎日きめ細かく生活する大切さを、あらためて考えるきっかけをいただきました。ありがとうございました。



春にも行われた伊右衛門のお茶会ですが、毎年恒例になるといいですね♪ 関西方面にお住まいの方は、サントリーの公式ホームページをチェックするのをお勧めします。プレゼント企画など多く、イベント情報なども満載です。あっ、今ならサントリー「ダイエッツ」広告出演モニターを募集
していますよ(12/8まで)。


参考:サントリー公式ホームページ



着物de京都 秋の巻 −お土産&夕食編−
へ続く。


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Commented by ようこ at 2006-11-29 16:55 x
紅葉もさることながら、舞妓さんたちの衣装が華やかですね。
こんなひとときを過ごしてみたいです。

これからの季節はアトピーが、ちょっとねぇ状態になってしまいます。

Commented by サハラ at 2006-11-30 10:43 x
そうなんてす、舞妓さんたちの華やかなことったらありませんでした♪
座敷遊びをする若旦那気分を味わいました~。

アトピーにはこれからの季節、乾燥がつらいですよね。
今日の東京は雨模様でしっとりで、ほっとしています。
お互い保湿を万全にして乾燥の季節を乗り切りましょう。

Commented by わだ at 2006-11-30 12:12 x
一度行ってみたいですねぇ。
いつも微妙にずれていて、地元の方に「あと少し早ければ」「来週なら・・・」といわれてしまっています。


Commented by サハラ at 2006-12-01 15:46 x
いやぁ~、紅葉もすごかったですけど
なにしろ人が多くって人酔いしそうでした…。
タクシーの運転さんによれば、2月の京都は人が少なくて案外いいとのことでした。人が少なく、雪が舞う寒~い京都で、あったかいモノを食べたほうがいいなぁと思ったりも♪

by ayakosahara | 2006-11-29 13:31 | 天然生活 | Comments(4)

人生は冒険旅行。毎日は旅の1ページ。☆アップサイクル研究家サハラ文子のブログです。房総半島の先っぽにある海辺の町から、日々の暮らしの中で思うこと・やったこと・感じた事・考えたことetc. 2016年10月からはじめたランニング記録も備忘録として。 仕事関係はカテゴリ「マザーズタッチ」にて。


by サハラ
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