お墓参りに思うこと。
2005年 08月 01日
5時に家を出て1時間ほどドライブをして6時到着…、の予定が寝坊をして7時到着。墓地は朝もやに包まれていました。
春は桜、秋はもみじがとてもきれい。大きな公園のような墓地にサハラ家のお墓があります。実家の山の上にあるお墓とは違った、整然と区画整理されている大きな大きな墓地です。
初めてこのお墓にお参りしたとき、「あぁ、ここに眠るんだなぁ」と思ったことを覚えています。結婚にまつわるたくさんの行事の中でなにより一番、嫁したことを実感したものです。
我が家ではお彼岸やお盆の混雑する時期をはずし、その少し前にお参りをします。それから父の命日の年末にもお参りに行きます。いつも早朝のひと時。季節によって違う空気感。今朝はもやがかかり、白い太陽が東の空に浮いていました。
夫の父が眠るお墓に、ゆくゆくは母が、そして夫を見送り、サハラもここで眠る…、そう思うとちょっと不思議な気がします。そして同時に自分のルーツをあらためて思ったりもするのです。
偶然なのですが、夫の母の父と、サハラの父の父の出身地が同じだということが、結婚することが決まりお互いの家に挨拶に行ったときに知りました。もしかしたら祖父同士が、もしかしたら、もひとつ上の曽祖父母たちが同じエリア内ですれ違っていたかもしれないし、知り合いだったかもしれないなぁ、などとお墓まいりに行くたび夫と話しをします。
ず~っとずっと何代も前となると、写真どころか記録も残っていないのですけれど、血筋はどこかで交叉してサハラたちはきっとみんながどこかで繋がっているのです。宇宙から「なんて素晴らしい眺めなんだ」という野口さんの感嘆の言葉が届きました。サハラたちに繋がっている多くの魂たちは、今の地上を見て「いい感じだね」と言ってくれるでしょうか。
とにかく元気で、みんな仲良く…、手をあわせそう願いました。私たちは、みんなおんなじホモサピエンスなのですから。