カナシイデキゴト…。
2005年 04月 10日
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暴行牧師「アトピー治る」と神格化、うわさで信者獲得
京都府八幡市の「聖神中央教会」主管牧師金保容疑者(61)による少女暴行事件で、「アトピー性皮膚炎が治った」という金容疑者の“奇跡”のうわさが口コミで広まり、教会側が多数の信者を獲得していったことが9日、複数の脱会信者の証言でわかった。
金容疑者は日ごろ、「信仰が足りないと治らない」などと説教し、信者は信仰心を疑われないよう、治ってもいないのに「治った」と言うようになったという。府警は、こうした評判が「金容疑者の神格化」につながり、事件に至ったとみている。
アトピー症状に悩んでいた元信者は約10年前、近所の人に「教会に行けば治る」と誘われ、入信した。金容疑者は「神様が治す時まで信仰を持って頑張りなさい」と説明し、その後は「信仰が足りないから、いつまでも治らない」と諭すようになった。このため、元信者はかゆい時でも我慢し、「治りました」と答えるようになった。5年前に脱会したが、「教会側は私のケースを、アトピーが治った例として利用していたようだ」と振り返る。
また、別の元信者は、金容疑者がアトピー症状の子どもの頭や背中に手を当て「キリストの御名(みな)において病を癒やされなさい」と告げているのを見たとして、「こうした行為が口コミで評判になり、信者が増えた」と指摘している。
【読売新聞 - 4月10日3時9分更新分より転載】
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この牧師は少女に性的暴行をして先日逮捕されていた。
そのこと自体、絶対に許されることではない。
そして、宗教を騙り人の弱みにつけ込んだ、なんという悪行。
文中のアトピー症状に悩んでいた元信者の苦痛はどんなだったろうか。
自分のつらかったアトピー経験を思い出し、涙が止まらなくなった。
数日前には極端な食事療法をして命を落とした女性のニュースもあった。
彼女もアトピー性皮膚炎だったという。
アトピー性皮膚炎は、確かになかなか完治しない病気だと思う。
宗教も食事療法もサハラは否定するつもりはない。
何かを信じて奇跡が起こることも、
食事を改善して良くなった人も知っている。
けれど、まずは病院へ行ってほしい。
そして、自分の治癒力を信じてほしい。
なにをしても良くならない…、サハラにもそういう時期があった。
だけどいつもいつも想像していた。
必ず良くなって元気に笑う自分の姿を。